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遺体の保全にドライアイスは必須?冷房で代用できるなら費用を抑えたいのですが…

遺体の保全にドライアイスは必須?冷房で代用できるなら費用を抑えたいのですが…

くりだ

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先日父が亡くなり、葬儀社から「ご自宅安置ならドライアイスを毎日当てます。1日あたり1万円ほどかかります」と説明を受けました。正直なところ予想外の出費で、エアコンやポータブルクーラーで部屋をキンキンに冷やせばドライアイスは不要なのでは? と疑問に思っています。遺体を安置する部屋は6畳、家庭用エアコン(設定温度16℃)と除湿機があり、24時間つけっぱなしにするつもりです。
気になるのは①ドライアイスでなければ保全が難しい医学的・衛生的理由が本当にあるのか、②エアコンと除湿機を組み合わせた場合の冷却力や湿度管理でどこまで遺体の腐敗を遅らせられるのか、③ドライアイス代を抑えるための安置施設利用やドライアイス量の調整など、現場で実際に取られているコスト削減策があるのか――といった点です。

回答数 1

安置

ドライアイス代がかさむお気持ち、よくわかります。ですが結論から申し上げると、一般のご自宅でエアコンだけを頼りに遺体を数日間安置するのは、衛生面・臭気対策の両方でリスクが高いのが実情です。 ドライアイスは-78℃で昇華するため、表面温度を急速に下げると同時に周囲の湿気を奪い、細菌や酵素の働きを抑える力があります。エアコンの最低設定(16〜18℃付近)は体温より低いとはいえ、ドライアイスほどの温度差が得られず、湿度も40〜50%前後にとどまることが多いので、数時間で顔色や腹部の張りが進んでしまう怖れがあります。しかも真夏や梅雨時はエアコンが追いつかず、臭いが出てからでは対処が難しくなります。 費用を抑えたい場合、当社(東京葬儀)では次のような方法をご提案しています。 使用量の調整 状態が安定している初日だけ標準量を当て、翌日以降は半量に減らすなど、状況に応じて細かく調整する。 葬儀社安置室を併用 火葬日まで2日以上ある場合、途中から24時間低温管理された安置施設にお預けいただき、ご自宅の使用量を減らす。 ドライアイス以外の保冷剤 最新の吸熱パックや冷却シートで補助し、ドライアイスの塊を小さくする。 いずれの方法も、亡くなられた時期の気温やご遺体の状態で最適解が変わります。まずは担当者に「予算を抑えつつ衛生面を守りたい」と率直にご相談ください。ご遺族の負担を減らしつつ、安心してお別れできるよう最適な組み合わせをご提案いたします。

4.0

疑問が解決しないときは...

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